矯正治療とは、爪矯正具の力学的な作用を利用して爪の湾曲を改善させる治療です。
当院では巻き爪マイスターという矯正具を用いた治療法を採用しています。
巻き爪マイスターは自費治療です。

特徴

コイルばねに内蔵されている超弾性合金ワイヤーが、巻き爪（過度にわん曲した爪）に対し、持続的に矯正効果を発揮します。なお、ワイヤーをコイルで抱合している設計のため、安全性にも配慮されています。また、コイルばねの伸縮によって、比較的短時間で処置が済みます。低侵襲の医療機器ですので、通常であれば、装着時に麻酔をする必要はありません。

適応となる巻き爪

湾曲が軽度から重度の爪、また、ホチキス型(側縁近くで急に折れ曲がった巻き爪)など、広くご使用いただけます。爪が短い場合、ひび割れなど爪に異常がみられる場合、爪の厚さが薄い場合は、装着が困難であったり、爪が割れたりする可能性がありますので、一度診察してから判断いたします。

リネイルゲルとの併用治療について

巻き爪マイスターを装着後、リネイルゲル(爪の中に浸透して爪を柔らかくする薬剤)を爪に塗布することで、巻き爪矯正具のみの治療より、早い治療効果が期待できます。
治療開始後1週間〜1か月で矯正治療の効果(痛みの有無や湾曲の程度)を確認し、爪矯正具の取り外しが可能かどうか判断します。