虫刺され(虫刺症)
- 2026年5月21日
- 未分類
虫刺され(虫刺症)について
~かゆみ・腫れ・痛みを起こす皮膚トラブル~
暖かい季節になると、「虫に刺された」「赤く腫れてかゆい」といった症状で受診される方が増えてきます。
虫刺されは一見軽症に見えることも多いですが、強い炎症や細菌感染を起こす場合もあり、注意が必要です。
今回は、虫刺症についてわかりやすくご説明いたします。
☆☆☆☆☆虫刺症ポスター(画像をみるにはclickしてください)☆☆☆☆☆
虫刺症とは?
虫刺症(ちゅうししょう)とは、蚊・ダニ・ブヨ・ノミ・ハチなどの虫によって皮膚に炎症が起こる状態です。
虫に刺された際、
- 虫の毒成分
- 唾液成分
- 針や口器による刺激
などに対して体が反応し、赤み・腫れ・かゆみ・痛みが生じます。
よくみられる症状
虫刺されでは以下のような症状がみられます。
- 赤いぶつぶつ
- 強いかゆみ
- 腫れ
- 熱感
- 水ぶくれ
- 痛み
特にお子様は反応が強く出やすく、大きく腫れることがあります。
また、掻き壊してしまうことで、
- とびひ(伝染性膿痂疹)
- 細菌感染
- 色素沈着
につながることもあります。
原因となる主な虫
蚊
最も一般的な虫刺されです。
小さな赤みとかゆみを生じます。
ダニ
寝具や草むらなどで刺されることがあります。
数日後に強いかゆみが出る場合もあります。
ブヨ(ブユ)
刺された直後より、翌日以降に強く腫れることが特徴です。
痛みや熱感を伴うこともあります。
ノミ
足首周囲を中心に、小さい発疹が多発します。
ハチ
強い痛みや腫れを起こします。
まれにアナフィラキシーという重篤なアレルギー反応を起こすことがあります。
治療について
症状に応じて治療を行います。
ステロイド外用薬
炎症やかゆみを抑えます。
抗ヒスタミン薬(飲み薬)
虫刺されでは、虫の唾液や毒成分などの“異物”に対して、体がアレルギー反応を起こすことで、かゆみや腫れが生じます。
そのため、当院ではかゆみが強い場合や腫れが目立つ場合には、抗ヒスタミン薬の内服を積極的に行っております。
かゆみを抑えることで掻き壊しを防ぎ、
- とびひ(伝染性膿痂疹)
- 湿疹化
- 色素沈着
などの悪化予防にもつながります。
抗菌薬
掻き壊しによる細菌感染を伴う場合に使用します。
症状が強い場合や腫れが高度な場合には、より強い治療が必要となることもあります。
こんな場合は皮膚科受診をおすすめします
- 腫れが強い
- 水ぶくれになっている
- 痛みが強い
- 発熱を伴う
- 何日も改善しない
- 掻き壊してジュクジュクしている
- 同じ場所を繰り返し刺される
- 虫かどうかわからない
特に小さなお子様は症状が悪化しやすいため注意が必要です。
虫刺され予防のポイント
- 虫よけ剤を使用する
- 長袖・長ズボンを着用する
- 草むらを避ける
- 寝具を清潔に保つ
- ペットのノミ対策を行う
などが予防につながります。
最後に
虫刺されは身近な皮膚トラブルですが、強い炎症や感染を起こすこともあります。
「ただの虫刺されかな?」と思っても、症状が強い場合は早めの受診をおすすめいたします。
気になる症状がございましたら、お気軽にご相談ください。


