紫外線対策について
- 2024年5月30日
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①紫外線の強い時間帯の外出を避ける
紫外線量が増える季節(特に春から夏にかけて)や、時間帯(特に各地区で太陽が最も高くなるとき)を把握し、その間は外出を控えることがおすすめです。外出する場合は日焼け対策を入念に行うようにしてください。
②日陰を利用する
外出したときなどには、日陰の利用もおすすめです。紫外線には空気中で散乱したものや、地面や建物から反射したものもあります。直接日光の当たらない日陰であっても紫外線の影響を受けているため、気を付けましょう。
③日傘を使う、帽子をかぶる
日傘をさすことで太陽から直接降り注ぐ紫外線をカットできるため、日差しの強いときは積極的に日傘を利用しましょう。また、帽子は直射日光を遮ることができます。つばの幅が広い帽子は、外出時における紫外線防止に非常に効果的です。しかし、日傘や帽子も太陽からの直接の紫外線は防げますが、大気中で散乱している紫外線まで防ぐことはできません。
④衣服で覆う
体を覆う部分の多い衣服の方が、首や腕、肩を紫外線から守ってくれます。また、しっかりした織目・編目を持つ生地を選ぶことで皮膚に到達する紫外線を減らすことができます。通気性や吸収性が悪いと暑い時期には熱中症のリスクがあるため、心地よく着ていられるものを選びましょう。
⑤サングラスをかける
目に紫外線が多く入ると日焼けやシミの原因になります。UVカット率の高いサングラスの使用は目の日焼け予防だけでなく肌の日焼け予防・シミ予防にもつながります。強い太陽光の下で目を護るためには、顔にフィットした、ある程度の大きさを持つ眼鏡をかけ、帽子もかぶることをおすすめします。色の濃いサングラスをかけると、瞳孔が普段より大きく開くため、紫外線カットの不十分なレンズでは、かえってたくさんの紫外線が眼の中へ侵入することがありますので注意しましょう。
⑥日焼け止めを上手に使う
日やけ止めは、紫外線が肌に悪影響を及ぼすのを防ぐものです。日焼け止め効果を得るためには、十分な量の日やけ止めを手にとって、少量ずつ肌にムラなく塗りましょう。特に日焼けしやすいところは重ね塗りをしましょう。また、汗で流れ落ちるため、効果をキープするために2~3時間に1回は塗りなおすことが推奨されています。SPF(Sun Protection Factor)30以上、広域スペクトル(日焼けと皮膚がんの両方を防ぐ)の日焼け止めを選びましょう。
- 紫外線の種類について
紫外線は、波長によって「UV-A」「UV-B」「UV-C」に分けられます。日焼けの原因となるのは、長い波長の「UV-A」と、短い波長の「UV-B」だけです。
UV-A
肌の老化を招く紫外線で、メラニンが生成されて肌を黒くし、色素沈着を起こします。
ゆっくりと時間をかけて肌にダメージを与え、シワやシミの原因となる紫外線です。
UV-B
肌に炎症を起こさせる紫外線で、肌を赤くし、やけどのような状態になります。メラニンの生成を促すため、シミや肌荒れ、そばかすの原因となる紫外線です。
日焼け止めのSPF
SPFは、UV-B を防ぐ指標 のことで、肌が赤くなるのを防いでくれる効果があります。
SPFは、2から50までの数値で示し、50以上の場合は、SPF50+で表します。
数値が大きいほどその防止力が高まります。SPF30以上が推奨されます。
日焼け止めのPA
PAは、UV-Aを防ぐ指標のことで、シワやたるみを防いでくれる効果があります。
PAは「PA+」〜「PA++++」の4段階で表示され、「+」の数が多いほどUV-Aを防ぐ効果が高まります。