水虫(足白癬)とは
- 2024年7月9日
- 未分類
足白癬は、白癬菌(皮膚糸状菌)というカビ(真菌)の一種によって足裏の皮膚表面に生じる感染症です。足白癬には以下の3種類があります:
- 趾間型 (しかんがた)
- 小水疱型 (しょうすいほうがた)
- 角質増殖型 (かくしつぞうしょくがた)
爪白癬とは
爪白癬は、足の白癬菌が放置され増殖し、爪に入り込んで感染します。以下の症状が見られます:
- 爪の色が白く濁る
- 爪の厚みが増して変形する
- 爪がもろく崩れやすくなる
痛みやかゆみを伴わないため放置されやすいですが、進行すると爪の変形による痛みから歩行に障害をきたす場合があります。
原因
- 水虫の人が使用した足ふきマットやスリッパ等を共有することで他の人に感染します。
- 公衆浴場
- スポーツジム
- プールの足ふきマット
- 靴下や靴の中の湿度が高く、不衛生な状態で過ごすことで悪化します。
水虫(足白癬)の症状
水虫には以下の3つのタイプがあります:
- 趾間型
- 指の間の皮がむけたり皮膚が白くふやけたり、じくじくする。
- 小水疱型
- 足底に小さい水ぶくれができ、皮がむける。
- 角質増殖型
- 足底全体が乾燥して硬く厚くなり、時に亀裂を伴う。
症状として、痒みや足のにおいが強くなることがあります。
爪白癬の症状
- 爪が分厚くなる
- 爪がボロボロと弱くなる
- 爪が白~黄色に濁る
爪の先端から始まり、徐々に根元の方に進行することが多いです。
治療
- 水虫の治療には、白癬菌の繁殖を抑制し、殺菌作用のある抗真菌剤という外用薬を用います。
- 爪は硬いため、外用薬では爪にいる白癬菌に届きにくく、抗真菌剤の内服薬も治療の選択肢です。
※抗真菌剤の内服薬は、まれに肝臓や腎臓にダメージを与えることがあります。 - 見た目やかゆみなどの症状が改善した後もすぐに治療を中止すると再発のリスクがあるため、治療を継続することが重要です。
対策・予防
- 日常的に足を清潔に保ち、乾燥を心がけましょう。
- 家庭内感染を防ぐためには、以下のものを共有せず、こまめに洗濯・清掃します:
- 足ふきマット
- スリッパ
- タオル
- 白癬菌が足の裏についても、24時間以内に足を洗い清潔にして乾燥状態を保てば、通常は感染しません。
水虫は放置すると症状が悪化し、生活に支障をきたすことがあります。上記のような症状が疑われる場合には、早めに医療機関へ相談しましょう。